”あたり前”の生活って、どれのことだろうか。
緊急事態宣言が解除され、やっと日常に戻れるね、とか、あたり前の毎日が送れることに感謝だね、、、なんて言葉をついつい使ってしまうけれど。
家で過ごす時間を大切にし、料理に時間を掛け、毎日の暮らしに必要な買物だけをして、たっぷり寝て、お風呂の時間もゆっくり取ったりして…。
Stay Home期間には、確かにそれ以前の生活とは異なる生活を送らざるを得なかったのだけれど…。
さて、本当に”あたり前”の生活、本来あるべき生活って、どうなんだろうな。
・買物にも自由に行けないからモノを大切にしたり、工夫して凌ぐ
・流行の服を着る必要なし
・歩きやすいスニーカーやサンダル
・家族とのやり取りの増加
・自分との対話を大切にする
・身体が喜ぶものを必要なだけ食べる
・ストレッチしたり、お風呂にゆっくり入ったりして、身体を労わる
・予定を詰め込み過ぎず、時間に追われない
在宅勤務をすることで、かえって忙しくなった人達もいるかもしれないけれど、本来のあるべき姿って、なんだろうなぁ、、、、、とユッタリとした時間を送る毎日の中で、芽生えた感情としっかり向き合いたいなぁ、なんて風にも思う。
元々、24時間営業のコンビニや飲食店が乱立する様子に、本当に必要なの?と思っていたんだけれど、今回、多くの飲食店が休業をせざるを得ない状況になって、日本全国で食材が余っているような、生産者からの悲鳴のニュースを目にする機会が度々あって、その疑問は益々大きくふくれあがっている。
もっと自然を大事にしたり、それぞれが自分や家族に向き合ってユッタリと過ごせるような暮らしは、叶えることは出来ないのだろうか。ある一定の経済活動と、それを両立させることって不可能なの???
そもそもの”あたり前”の生活はStay Home期間中のことを指すんじゃないのかな?
何が正解かなんて、そんなものはないのだと思うけれど、半ば行き過ぎてしまった”何か”が、ガラリとユルリと変わっていく、いや、元に戻っていく大きな転換点になるんだと思う。経済活動、とりわけ様々な工場の稼働が止まることで、大気汚染が酷かった地域や川の汚れがクリーンになったり、二酸化炭素の排出量が2006年レベルに下がったというニュースも見かけるけれど、もしも、それが本当ならば、大きな気付きを得て、行動を変容させる大チャンスに違いない。どんな暮らしが、地球上みんなにとってハッピーなのか?ユルリユルリと、”あたり前”の生活になっていくといいなぁ。